当院の特徴
頭頸部外科とは
頭頸部外科とは、脳、眼球以外の顔面、頸部の良性、悪性腫瘍の診断治療を行う診療科です。舌癌や咽頭癌などの悪性腫瘍はもとより、嚢胞、膿瘍、リンパ節炎など良性疾患や炎症性疾患も得意とします。口腔内の腫瘍や咽頭の腫瘍は、時に違和感、痛み、出血を伴い、がん以外にも、悪性リンパ腫、白血病などの血液疾患、梅毒、淋病、結核などの感染症も存在し、多岐に渡ります。頭頸部癌専門医は、長年の経験をもとに、諸所の検査を行いながら、より精度の高い診断、鑑別が可能と考えております。
甲状腺外科とは
甲状腺は、前頸部、気管の前方に位置するホルモン分泌臓器であり、甲状腺疾患にはホルモン異常を有する甲状腺の腫れ、異常を伴わない良性もしくは悪性腫瘍などがあります。甲状腺外科は、主に腫瘍などの診断、治療を行います。当院では、超音波検査、採血、細胞診、CT検査(他院)を用い、適切な診断、紹介を行います。嚢胞などはエタノール局所注入を行い、縮小を図ります。
当院の特徴
頭頸部癌、甲状腺癌の早期診断・検診
なかなか治りにくい症状は、悪性の可能性があります。治らない口内炎、お口のできもの、のどの痛み、声のかすれ、むせ込みなどを有する場合は、内視鏡検査、超音波検査、他院による画像診断を合わせながら診断を行います。
頸部リンパ節腫脹などの精査
くびのしこりは、炎症や生まれつきのもの、悪いものなどが考えられ、悪いものの場合は、進行がんの可能性もあります。超音波検査、細胞診、リンパ節生検を行い、適切な診断を行います。
頭頸部、甲状腺癌術後のフォロー
頭頸部癌、甲状腺癌の治療を受けられた方は、のちにリンパの腫れ、局所のできもの、違う場所の病気出現などのリスクがあり、専門医による診察が、早い発見につがなる場合があります。また声の出ない方や、首に後遺症をお持ちの方へのケアについても、十分な治療、説明が可能ですので、ご相談ください。
嚥下機能検査・嚥下リハビリ
頭頸部癌術後の嚥下障害を有する方、甲状腺癌の治療前、治療後の声帯の動きの評価、脳梗塞や神経疾患による嚥下障害の方への内視鏡評価を行なっております。今後透視検査や言語聴覚士などの導入による充実も検討しております。
急性咽喉頭炎などの急性炎症性疾患の治療
のどの痛みによる飲み込みづらさ、摂食障害、発熱など風邪症状をお持ちの際は、採血、ウイルス検査、内視鏡検査などを用い、内服や点滴、ネブライザーによる治療を行います。